2024/12/31 07:04

今年もいろいろありましたが

みなさんはどうお過ごしでしたか

しかし

つくづく運命ってのはほんとわからんものですな

ミポリンも急死しちゃったし・・・

あれからしばらくはテレビなんかで

ヒートショックに気を付けましょう!って騒いでましたね

秋から冬はヒートショック

夏は熱中症

春は花粉症や五月病

そしていつ何時起こるやも知れない災害や事故

ほんとこの世は不安と苦しみでいっぱいです

ところでいきなりヘンな質問しますが

あなたの記憶にある最初の苦しみって何か覚えていますか?

管理人はお母ちゃんにおまけ付きお菓子を買ってもらえず大泣きした時です

欲しいものが得られないと言うのも

求不得苦という苦しみのひとつです

では誰もが経験する最初で最大の苦しみは何だと思いますか?

四苦八苦ということばがあります

むちゃ苦労した時に

あ~四苦八苦したわ~...って言いますよね

これはそもそも仏教から来ることばです

人々が受ける苦しみの代表格が全部で八つあるってことなんですけど

さっきの求不得苦もその内のひとつです

その八つの中でも誰もが避けて通れない四つの苦しみがあります

なので四苦八苦って言うんですけど

苦しみの中の苦しみビッグ4ですわ

それは生老病死の四つです

まあ老病死についてはわかりますわな

で問題は生(しょう)というものの解釈ですけど

これ人によって様々なんですよね

この世に生れたこと自体が苦しみであるとか

人間として生きることが苦しみであるとか

たいがい本などに書かれているのはそんな意味で

そこから人生教訓的な解説に入るパターンが多いんですよね

管理人も長らく漠然とそう思っていました

で ある時読んだ本がそのことについて具体的に書かれていて

なるほど!と納得したのです

「生」の意味は生きるではなく生れる時の肉体的苦しみだったのです

人間って生れる時がいちばん苦しいんですって

もちろん出産する母親の苦しみも然りですが

生れてくる赤ん坊はそれこそ死ぬほどの苦しみだそうです

生れてくるのに死にそうってのも漫才のような話ですけど

でも考えてみればそうですよね

ずっとお母さんの温かくやわらかいおなかの中で

羊水にぷかぷか浮いて守られていたのに

ある時狭い狭い産道を無理やり通らされるわけです

頭はつぶされ体がバラバラになるかと思われるほどの苦痛の末

この世界に放り出されるのです

出たら出たですぐに産着というものにくるまれます

これがまたまた死ぬほどの苦痛だそうです

全身の皮膚が極めて弱い状態でそんなことされたら

まるで針のむしろにくるまれるようなものです

生れてきた赤ん坊が激しく泣くのは

あまりの苦痛によるものだそうです

ま たいがいの人は覚えてないですけどね(^^)

ということで

「生」が八苦の初めに来るのは人生で最初でしかも最大の苦しみだからなのです

ここでちょっと考えるのは

それほどとてつもなく苦しいのなら

苦しさのあまり本当に死んでしまうのではないかと思いますよね

そこなんです 生き物の防衛システムってすごいんですよ

苦しみを上回る欲望が赤ん坊には備わっているのです

それは睡眠欲です

強烈な眠たさによって死ぬほどの苦しみをも紛らわせるのです

言うなれば天然の麻酔ですな

なので赤ん坊はとてもよく眠ります

泣くのと眠るのは赤ん坊の仕事とはよく言ったものです


とまあ

それで何が言いたいねん…ってことですけど

私たちはみんなもうすでに死ぬほどの苦しみを経験してるんですよ

なので

少々苦しく辛いことがあったってそんなもん屁でもないわい!

ってB級熱血ドラマのセリフみたいにはいかんか…

なんせ人生最大の苦しみは忘れちゃってるから。。。

でも赤ん坊理論で言えば

どんな苦しいことでも辛いことでも

毎日しっかり眠ることを繰り返しているうちに

やがて忘れられる時が来るんでしょうな…

生みの苦しみってのは逆に考えれば

何か新しいことにがんばってチャレンジするって意味もあります

来年はそんなポジティブな気持ちを持てる年でありたいですね…



毎日のごはんと

おいしいおやつ

楽しいお散歩に

暖かい寝床

うむ くるしゅ~ない(-ω-)

苦という概念はまるで皆無のように見えるけど

チミも生れる時は死ぬほど苦しかったのかい?

苦しみを忘れさせるほどの睡眠欲って

いや

このシトの場合は食欲やろてー(;^ω^)

おいしいものを食べてよく眠る

これがいちばん!



一年のご愛顧誠にありがとうございました

来年もどうぞよろしくお願いいたします


布工房のの