2022/10/18 11:53

天使の仕打ちなんて言うと天使さまに失礼ですよね

管理人がアホなだけです(ω ̄;)

天使のミニ樽を使用して1年半になろうとしていますが

昨年の夏期間での中身の蒸発量がハンパなかったのですよ

天使の取り分が法外なぼったくり…だったので

今年の夏は樽に何も入れずに空っぽにしていたのです

もちろん木は乾燥すると収縮するという特性を知らない訳ではありません

取扱説明書でもそのようなことが記載されていました

でもまあ漏れても少しだけやろ ずぐ元に戻るやろ

と軽い気持ちで 天使の分け前をケチってしまったわけです

10月に入りウイスキーを注ぎ入れた訳ですが

みごとに底からドバドバ滝のように流れ出ました

ポタポタではなくドバドバーです

漏斗で一気に入れてしまったので300mlぐらいは流れ出ましたかな

もったいね~(泣)

思わずテーブルをすすりました

天使さまはシビアです(-.-;)

この漏れ方ではさすがに修復は不可能だろうと思ったのですけど

ダメもとで復活を試みました

乾燥すると収縮するが水分を含むと膨張する

これが木の性質です

水を満タンに入れた樽を深底のたらいにどっぷり水中に浸すこと一昼夜

おお~!だいぶ回復したや~ん

けど まだポタリポタリと底から漏れます

たとえ一滴でも漏れるようではウイスキー樽としては使いものになりません

そらそうやろなぁ

いっぺん収縮して隙間ができたものを

再び膨張させたところで元の隙間がそんなキッチリと詰まるわけないわなぁ

そや!(°∀°)

タガを締めたらええんちゃう?

4本あるタガをそれぞれ内側に樽の胴が太くなってる方にずらしたら締まるんちゃう?

ってな理論でマイナスドライバーと木槌でコンコンとタガの全周を軽く叩きます

あまりきつくやると逆効果な気もしたので1ミリ動いたかどうか

なんと!ポタリポタリがやみましたがな(大喜)

やったで~天使さま♡

しかしこれだけでは心もとないのでさらに念を入れます

取説に少量の漏れがある場合は蜜蝋を塗ってくださいと書いてあったのを思い出しました

確か前にののが手づくり仲間から蜜蝋もらったって言うとったな。。。


樽を空っぽにして表面の水分が乾いてから全体に塗ります

管理人も蜜蝋なんて見たこともなかったです

何するもんやねん?

ウィキで調べてみると意外と色々なモノに使われています

口紅とかの化粧品にも使われてるので人畜無害です

というか

カヌレというお菓子のカリカリの表面は蜜蝋だそうです

ぜんぜん食えるんや~

ミツバチが巣を作る時に分泌する物質を精製したものだそうです

何となくハチミツの様な甘美なイメージがしますが

匂い的には美味しくなさそうです

しかしミツバチってええ仕事しとるんやな

むっちゃ人間さまの役に立ってるやん

ってか人間が搾取してるだけか。。。

さて

この蜜蝋をば指につけて樽の木肌全体に擦り込むように塗るんです

指の体温で程よく溶けて伸ばせます

最後に乾いた布で拭きあげるとベタベタがなくなります

それを2回繰り返したあと 再度水を満タンに入れます

完璧に漏れはなくなりました~

天使のミニ樽 完全復活です\(^o^)/

さっそくウイスキーを投入し1週間以上経ちましたが一滴も漏れなしです

蜜蝋を全体に塗り込んだのでもしかして蒸発分も少なくなるのでは?

そうなってくれればダブルでラッキーと思いつつも

二度と天使さまに分け前をケチるようなことはいたしませ~ん(>ω<)

来年の夏はたんまり献上いたしますぅ~



樽をねぶりまくるサラっち

やっぱり蜜蝋はウマいのか?

実は甘かったりして・・・

サラっちにも分け前(^ω^)



管理人のひとり言