2022/03/07 21:07
三竦みって書きます 意味的には三者が対峙して身動きが取れないでいる状態を言います ヘビとカエルとナメクジの三者を例にした言葉です ヘビはカエルを食べ カエルはナメクジを食べ ナメクジはというとですね ヘビのからだにへばり付いて非常に嫌がらせるそうです 想像するにカエルから身を守るためにそうするのではないかと… つまりはこの三者の脅威によってお互いの均衡を保っているというのです ナメクジがカエルに食べられるとヘビが暴れ出し ヘビがナメクジを嫌がって遠ざかるとカエルが暴れ出し カエルがヘビに食べられるとナメクジのやりたい放題です ま 現実的にはこんなシーンはないのでしょうけど 自然界に限らず人間社会に於いてもこういう状態ってよくありますよね で 何が言いたいのかは察しがつくと思います この均衡を崩したのがロシアですわ~ 核兵器の数だけでいうとアメリカを上回っているのでね 力にものを言わせた脅威ですわぁ~ 言うなれば ヘビがナメクジを食おうとしているような状態でしょうかな おきて破りですわ 三竦み破りですわ ナメクジがいなくなれば世界はヘビの天下です それを阻止するにはヘビをも飲み込んでしまうほどの巨大カエルが必要です これまた三竦み破りのワヤくちゃ状態ですわ この巨大カエルキャラはNATOということになりますが となるとそれは第三次世界大戦勃発を意味します プーチンもなかなか考えよったな ですが 誤算があったのですわ ナメクジが想像以上にしぶとくへばり付いとんのやがなぁ~ 首の後ろあたりにへばり付いて離れないんです。。。 プーにも言い分があるでしょうし ウクライナも何かしらの非があるのかも知れません プーをマジギレさせるほどですからね しかしながら 武力で他国を侵攻するのは近代国家のすることではないですわ とは言いつつも 古代から現代に至るまで人間の歴史は戦争の歴史です 進化という過程でそれはある意味致し方ないものなのです 世はスクラップアンドビルドの繰り返しです 古い思想から新しい社会へと刷新するには破壊と創造は付きものです またそうなることで経済とのバランスが取れてる訳でして まあ言うなれば消失・需要・供給の三つの均衡というか 三竦みとはちょっと意味合いが違いますが どれかが欠けると世の中全体のバランスが崩れるんです 日本人は平和ボケしてる…なんて言う人いますけど 逆に戦国時代がいまだに続いている方が嫌でしょうに… でも確かに長く平和が続いた代わりに 経済の低迷や少子高齢化に歯止めが効かなくなって来ているのは事実です 消失・需要・供給のうちの消失がないからです でも決して日本人は平和が永遠に続くなんてボケてる訳ではないです カエルがヘビを本能的に警戒するように 人間も同じく本能的に生命を脅かす存在を警戒しているのです ただ 経済の成長よりも大切なことを日本は過去の過ちから学んだだけです 罪のない人々が争いで死んでいくという情報を耳にする度 一青窈さんの「ハナミズキ」の歌詞が頭に浮かぶんですよね 君と好きな人が百年続きますように・・・ ニューヨーク同時多発テロで亡くした友人を偲んだ曲だそうです 永遠の平和なんてものは絶対に不可能だとしても せめて100年は争いのない世の中が続いてほしい…って願いです 確かに先の大戦から80年になり その間にもあちこちの国で争いは起きています 人生100年時代なんて最近よく聞きますが ならば人生で一度は戦争を経験しなければならない理屈になります 本当に幸せな人生って何なのか考えさせられますよね まあやっぱり 生きることは例外なく苦しみなんですよ すべての者は暴力におびえる。すべての生きものにとって生命は愛しい。 已が身にひき比べて、殺してはならぬ。 殺させてはならぬ。 (ダンマパダ 第130偈) 真冬に逆戻りの空模様ですが ハナミズキの蕾は膨れてきています どこの国でもやっぱり 春はやって来るのです 一日も早く争いが鎮まりますように・・・ 管理人のひとり言