2021/02/14 19:06
もう五輪はグダグダですね ロゴデザインパクリ疑惑やら建設費問題やら いきなりからケチが付いたのでね コロナによる延期を余儀なくされ その延期も中止の危機となっとります まあパンデミックなので致し方ないんですけどね 不思議と最初にケチ付いたら最後までとことんケチが付くもんです 森さんもまあ あれだけフルボッコになれば辞めるしか収拾が着かないですわな これを機にジェンダーレスが寝てる子を起こしたように叫ばれていますが 森さんの発言もほんの数年前ならきっと謝罪撤回で収まっていたでしょうけど ちょっと世の中 過敏に反応し過ぎな感がしてならないです 言葉尻だけを捉えて やれ蔑視だの差別だのと ぶっちゃけの話 昭和人間であればそういった意識は根強く残っていますよ なんたって学校という教育の場がそういう習慣でしたもんね 身体測定でも運動会でも遠足の列でも 順番は男子が先で女子が後でした 何でもかんでも男が先でしたよ 性別による区別はもちろん必要ですが 女は男の後でええねん!とばかりに 後先を常識的に決めつけるのは紛れもなく差別と思いますがね… 教育がそうだったので「女はだーっとれ!」なんて年寄りは平気で言いますよ ある意味80過ぎたじいさんのたわ言にそこまで目くじら立てるのも 温情のないギスギスした不気味な世の中になったもんだな…って思ってしまいます とは言えそういう立場の人なんでね 擁護するつもりはありません( ー`дー´)キリッ 自分も含めて 人間いくつになっても世の変化に柔軟に対応しなければねっ まあ じいさんが反面教師になってくれよった…ってことですわ それにしてもジェンダーレスが究極的になればどんな世の中になるんでしょうかね 温泉とかそのうち全部混浴になってしまうんか?…ってアホな想像 ( ̄ー ̄) あ でも江戸時代の銭湯は混浴だったそうですぞ。。。 昔の方がジェンダーレスやん!`Δ´) まあそれはちょっと意味合いが違うんでしょうけど・・・ でも森のじいさんのお陰でよいタイミングのブログネタが出来ました 今日は仏教的にジェンダーを語りたいと思います(`・ω・´)/ 中村元氏は「尼僧の告白」と訳されています シリーズ全体から見れば薄っぺらい一冊なんですが 古代インド当時の女性の心情がわかる貴重なものです この本の解説文に書いてあることには 女は二本の指ほどのわずかな知恵しかないと蔑まれていたんですって… これは森さん発言の比ではないですな( ̄◇ ̄;) なので女性の扱いも相当酷いものだったのでしょう 身も心もボロボロになった女性たちが行き着いた終着駅がブッダの教団でした その安堵感や幸福感がひしひしと伝わる内容です 仏教は世界で初めて女性を受け入れた宗教だそうですが ある別の仏典で興味深い逸話があるんです ブッダは今世でいきなり覚者となったわけではなく 何度も生まれ変わって少しずつ徳を積んでやっと覚者となったのです で これはひとつ前の前世でのお話です その時のブッダはとても信心深い少年でした その世に出現した覚者が少年の住む町にやって来まして ゆっくりと歩く道の先に水溜りがあったんです それを見た少年はとっさに水溜りに身を横たえたのです 覚者の足が泥で汚れないように わが身を橋代わりにしたのです 古来から覚者のおみ足に額を付けて礼拝しますので そのおみ足を汚してはならないと思ったのでしょう その姿に感心した覚者は少年が望むことを尋ねたわけなんです 少年いわく わたしはあなた様のような覚者となるべく何度も生まれ変わって修行を積んでおりますが おそらくは今世においてもその目的を果たすことは出来ないでしょう ただ願わくは 来世において人として生まれること そして男として生まれることがわたしの唯一の望みであります・・・ 要するに人間の男として生まれることが覚りを得ることの絶対条件なのだと… この意味をどうとるかが考察どころでして 肉体的にそうなのか 精神的にそうなのか はたまた 本に書いてあるように知恵が足りないのがその理由なのか この部分だけを切り取ってみると 女は覚りを得られないと決めてしまいがちです 確かに当時の修行者は女性では不可能と思われる超過酷な修行をしていたんです 実際ブッダも死ぬ寸前までの苦行をしましたのでね… おそらく修行期のブッダ自身も出家修行は男にしか出来ないと思っていたのでしょう それが当たり前の世の中でもありました 思うに スジャータとの出会いが女性に対する意識転機だったと想像します 過酷な苦行により死にかけていた時 一杯の乳粥を捧げたのがスジャータという村娘でした かつての修行仲間からは非難ごうごうでした 修行をやめた上に村の小娘の世話になるなんて…と 体力を回復したブッダはそれまでの固定観念をすべて捨て ついに覚りの境地に達しました… ブッダは常々施すことの大切さを説かれています その第一号となった賢者は知恵がないと蔑まれていた女性 しかも年端もいかない村の娘でした… 覚りを得るために苦行は必要ないと身を以って気付いたからこそ 女性にも門戸を開けることが可能になったわけなんですね 実際に幾多の女性が覚りの境地を得たということがこのテーリーガーターには記されています ブッダは女性の立場をリスペクトしていたし 大いなる慈悲で以ってやさしく見守っていたんです 男も女もワンコもニャンコも アリんこもゴキブリちゃんも 本来 区別はされても差別されるべきものではありません さっきのブッダの前世云々の話 ジャータカっていう物語的仏典なんですけど ブッダも輪廻を繰り返して動物や昆虫として生きていた時もあったということです ということは あなたもわたしもそうだったんです みんな天から授かった尊い命です 自分を慈しみ そして他を慈しむ それが当たり前の世の中であってほしいですね 生き物差別はないですよ~ ただ このシトは 人の上位を狙っとる模様 ("^ω^) 管理人のひとり言ブッダのことばシリーズにありますテーリーガーターと言う初期仏典です
わが家ではちゃんとワンコと人の区別はしてますよ~