2019/12/31 19:07


令和元年が早くも終わろうとしています

五月から始まった令和なので 早く思うのももっともな話ですが・・・

でも 時間的に言えば一年は365日と決まってますのでね

誰しも毎年平等に舞台時間は用意されてるわけです

みなさまはどんな令和スタートを過ごされましたか

布工房ののは今年もドラマチックな一年でした

素敵な出会いや楽しい交流ももちろんありましたが

ひとつだけ とても悲しい出来事がありました

それは晴天の霹靂のごとく 突然のお別れでした・・・

いつも梅小路公園市にお越しいただいていたので

管理人的には挨拶程度しかお会いしていないのですが

ののにとって その方の温和な笑顔は制作の励みになるようでして

スペシャルなバッグが完成するたび

これはぜったい〇〇さんに似合うわ~ なんてよく言ってました

また いつも気の利いた差し入れも頂いたりして

市から帰宅した夕食時は 嬉し楽しい話に花が咲きました

そんな調子でしたので

ほとんどお顔も覚えていない管理人にとっても

いつの間にか なんだかとても身近な人に感じてまして...

心に穴があいてしまったようで なんとも 切ないんです・・・


今年最後の百万遍知恩寺市に ご家族がお越しくださりました

大変な中  ご丁寧にありがとうございました

心よりご冥福をお祈りいたします

そしてずっと  感謝しています


諸行無常が沁みる年の暮れです…



人生をひとつのドラマとするなら

いっそのこと

自分でシナリオ書いちゃえ! なんて思ったりする時があります…

時にはシリアスな生死観や 深い悲しみでさえも

逆におもしろおかしいストーリーにして...

どのみち あなたもわたしも 生まれたからには死ぬんですしね・・・


人はなぜ生きるのか

そんな不毛の疑問に何十年も向き合って来たけど

とことん考え抜いたあげく 自分なりに出した答えというのは

バカらしいほど単純で笑えるんですよ これが

なぜ生きるって? そりゃもうあなた 死なないために生きるんですわ

それがまた滑稽な話で

人はいつか死ぬものだとわかっていながら

死なないために日々を懸命に生きるんです

こんな究極にして最大の矛盾はないですな

大きな丸い岩を尖った山頂に向かって転がし続ける

シーシュポスの神話ですね

人生なんておとぎ話さ... って何かの映画のキャッチコピーであったけど

人生なんてわらい話さ... ってのもアリかもね。。。


こんなふうに言ってしまうと

生きることなんてまったく無意味のように思えますよね

まあ確かに 何も考えずのうのうと日々を過ごす人も多いご時世ではありますが・・・

でも ひとつ知っていて欲しいことがあります

人としてこの世に生まれた特権というか

人にしか出来ない生き方もあるんです

ただ死なないために生きる娑婆世界とは別に

自分だけの唯一無二の素晴らしい世界があるのです

それは「想い」の世界です

心というキャンバスに 想いという絵の具でもって

人生というドラマを自由気ままに描くんです

そうですね

キャンバスは出来るだけ真っ白な方が良い出来栄えになりますかな

絵の具は楽しい思い出を素敵なカラーにかえて

ほんでもって あなたが描いた最高に楽しいドラマを

遠くにいるあの人にみせてあげましょう

きっとすぐに いつものやさしい笑顔がかえってくるでしょう

そりゃそうです

想いの世界の住人たちは 迷い悲しみの波を越え

遥か天をも超えて

いつでもどこでも また逢えるんだから...



一年のご愛顧 誠にありがとうございました

来年もどうぞよろしくお願いいたします


布工房のの