2019/11/05 21:02

山の木々もぼちぼちと色付いてくる頃ですね
春か秋かと言われたら どちらも一長一短ありますが
みなさんはどっち派ですか?
管理人は冬より夏の方が好きなので 夏に向かう春の方かな
新緑と陽が長いのが良いですね
ただ花粉と黄砂はいただけないですが (;´⌒`)
秋は秋でちょっと寂しげな雰囲気と澄んだ空が捨てがたい魅力です
どちらもにしても 日本の四季というものは本当に良いものです
あらためて 日本人でよかった~
やっぱ物静かな秋は読書とか芸術に浸るのが乙ってもんです
まあ映画も広い意味でアートなのでね
先日 久々に映画館に行き 「ジョーカー」観てきました
アメリカでは軍も警戒するほどの話題になった作品です
さて ジョーカーっていうキャラ
知ってる人は知ってるけど
知らん人は トランプのババ?・・・ってな感じでしょうな
そうです バットマンの宿敵です
バットマン???…の人にはお話になりませんが
アメリカンコミックのヒーローです
映画のほうもそんな感じでして
バットマンシリーズをそこそこ観てきた人にはすんなり入れるんですが
バットマン???の人がいきなり観てもちょっと受け入れがたいかもです
ただの残虐非道な狂人としか思えないでしょうね
最近の映画界では 正規シリーズの筋から逸れたスピンオフ作品いわゆる外伝が流行みたいですね
その中でも悪キャラにスポットを当てるものも少なくないです
ある意味 正規シリーズがネタ切れでテコ入れ感みえみえなんですが・・・
アメコミ界ではこういう悪キャラのことを「ディラン」というらしいですが
なんのこっちゃ?と調べてみると
正しくは「ヴィラン」でした 意味はズバリ「悪者」
ボブ・ディランに申し訳ないです…ノーベル文学賞受賞者なのにね。。。
管理人的にはアメコミヒーローものではバットマンがいちばん好きなんですわ
スーパーマンみたいに宇宙人や超人ではないのでね 生身の地球人なんでね
ヒューマン的な要素もあるので それがカッコいいんです 頑張ってる感があるんです
で このジョーカーもやっぱり生身の人間なんで
またこれはこれでカッコいいんです
ハリウッド映画版バットマンの初代ジョーカーを演じたのは名優ジャック・ニコルソンです
「シャイニング」で演じた狂いっぷりがジョーカーにもピッタリの役どころでした
ただ監督がティム・バートンなので作品的にマンガチックな部分もありました
原作がコミックということを意識していたんだと思います
その後の作品では監督もいろいろ変わりますがシリアス路線で通しています
次にジョーカーを演じたヒース・レジャーがこれまた話題になりました
役に没頭しすぎて燃え尽きたのか その後彼は急死しました
これは確かに鬼気迫る演技でしたね 本当に狂ってしまったんですかね
で 今回のジョーカーを演じたのはホアキン・フェニックスって人
脇役が多かったのかあまり印象になかったのですが この人もなかなかの演技派俳優です
あとで知ったのですが あのリバー・フェニックスの弟ですって
1993年に若干23歳でこの世を去ったリバーですが
時系列的にみてこの人の弟というのがピンとこないんですよね
スタンドバイミーの少年の頃のイメージしかないのでね
そう言われれば キリッとした目元が似てる気もしますが・・・
バットマンとジョーカーの因縁関係ですが これは作品によって若干変えられています
ただ共通するのは バットマンが幼少の頃何者かに目の前で両親が殺害されたってこと
初代ニコルソン版ではジョーカーがその犯人なんですが
今回の作品ではジョーカーを信奉する者の犯行なんです
生粋のバットマンファンには違和感を持つかもしれませんが
そのあたりの手の加え方は この作品のジョーカーに対するリスペクトの表れかと思うんです
ストーリーはあくまでジョーカーのみにスポットを当てているんですが
幼少のバットマン(後の)との絡みもピンポイント的に入れられています
正規シリーズに対して伏線がしっかり張られている所はファンにとってうれしいですね
人を笑わせるのが好きでコメディアンをめざす心優しい青年が
理不尽な世間に翻弄され続け やがて狂気のテロリストへと変貌します
その過程を切なく哀しく描いてるんですけど
これがまた正義とは180度逆方向のダークヒーロー感を引き出してくるんですよね
これはもはや善も悪もないな…と
腐った世の中をぶっ壊す・・・ これは果たして善なのか悪なのか
貧困で不運な人生がジョークだとしたら
裕福で幸せな人生もジョークに違いない
どちらにしても 人生なんてジョークそのもの・・・
ピエロの格好をしたあのお決まりのジョーカーの姿が
軽やかにステップ踏んで階段を降りてくるシーンは
カッコよすぎて鳥肌もんです(ฅ`ω´ฅ)
アメリカの軍が警戒するの わかりましたわ。。。
カリスマ化したジョーカーを崇拝する貧困層の集団が
ピエロの姿をして街中で暴動を起こします
何となくハロウィーンの渋谷を彷彿とさせました
もしかして映画の影響が出るのではないかと心配していたのですが
まあ 毎年のように警察との小競り合いのような感じで終わりました
日本ではそこまでこの映画に対する反響が大きくなかったんでしょうね
本場アメリカでは相変わらず銃による事件がいくつか起きましたが・・・
なんやかんや言っても やっぱり日本人はマジメ なんでしょうね
とは言え 格差による社会のひずみは 世界中で共通する問題ですので
政治家のみなさん! 税金ドロボーなんて言われないように しっかり頼んまっせ ( ー`дー´)キリッ
ということで 「ジョーカー」観てみようかな? と思われる方
バットマンの予習をしておくと10倍楽しめますよ~ (⌒▽⌒)
管理人のひとり言