2019/04/30 20:27

四月末 例年のごとくなんですが

結婚記念月ということで ちょこっと街に出て ちょこっとランチをしました

たまたま今日が平成最後ということになりましたが

別に意識したわけではないです 日程的に今日になっただけのことなんです 

昨年末に初めて行ったイタリアンのお店なんですけど

とても気に入りましたので連続で利用させていただくことになりました

こじんまりした古い木造家屋のお店でして 同年代の男女おふたりでやりくりされています

すっかりご夫婦だと思っていたんですが 聞いてみると単なるシェフとマネージャーの関係らしいです

それ以上の詮索はしませんが・・・



たぶん三、四組ぐらいしか利用できないぐらいの規模の小さなお店なんですよ

立地にしてもお店の雰囲気にしてもそうなんですけど 本当に目立たないです

ふつうに歩いていても お店だと気付かないです

いわば 隠れ家的なお店なんですよ

どこが気に入ったかというとですね

全体の雰囲気とか料理に対するこだわりが伝わるんです

と言っても緊張感とか重厚感とかは皆無です

非常に心地よい そしてさりげないこだわり感なんですよね

何となく「のの」の目指すところの方向性と似た感じがありまして

いろいろな意味で参考になりそうな気がするんです

業種はぜんぜん違いますけど たとえば 料理=作品に対する妥協のない所

シロウトには絶対わからない微細なミスなんかでも

黙ってたらわからんやろ~ なんて意識は微塵も持ち合わせていないんでしょうな

まあ ののも昨日 何やらぶつぶつ言いながらバッグを途中からほどいてましたわ (-.-;)



具体的にどんなところにこだわりを感じたかですが

たとえば 料理ごとにフォークナイフは交換しない

ちょっと気取った店なんかではその都度交換されますけど

これって無駄ですよね

前の料理のソースが付いていて汚らしい... なんて思ってるようではナンセンスです

パンで拭き取って食べるんですよ!

もちろんお皿に付いているソースもです

イタリアでもフランスでも 一般ではこれがふつうです

とかく 日本人っておかしな所にこだわる習性があるのでね

そういう無意味な部分を自ら自然と気付かせてくれる

そんな雰囲気なんです

あと 支払いは現金のみ そして手書きの領収書

昨年末に行った時 当たり前にカード払い出来るやろと思い 支払いの時に慌てました

しっかり確認していなかったこちらの落ち度なんですけどね

まあ ふたりの財布かき集めてギリギリありましたけど(p・Д・;)アセアセ

で そのかわりと言ってはなんですが

内容が充実してるわりにリーズナブルなんですよね

コスパが良い…と言うか

あくまで これまで行った同様のお店に比べたら…の話ですが

料理以外に無駄な費用は使わない!っていう

そんな静かなる意気込みがひしひし伝わるんですよね

シェフいわく 

近頃のネット予約サイトでは平然とドタキャンする人が多くて困っているらしいです

限られたお客さまにこだわりの食材を必要分だけ仕入れるので

それはもちろん 業種が違っても商売する人にとっては同感部分です

今ではほとんどお店に直接予約でのみしか受け付けていないということで

まあ 人気になり過ぎても困る…ってことでしょうね

なので お店の名前はここでは控えたいと思います

場所は京都祇園の近く ってことだけお伝えしておきます

ブレーク人気店を目指すのではなく

少しずつでいいから本当の良さをわかってもらいたい

まさに「のの」も同じ気持ちなんですよ~(^ω^)

せっかく写真撮ったので 一部を載せたいと思います



色とりどり 旬の野菜たち いろいろ盛り合わせ




サザエ マッシュルーム 花の香りの泡 ヒラメカルパッチョ 何かのジュレ 新玉ねぎウニ乗せ



これがいちばんうまかった(^▽^)/ ピスタチオ入りの自家製テリーヌ

ここまでが前菜

このあと 二種類のパスタ 魚 お肉 最後にデザート

けっこうなボリュームでした


では ここでいきなり 平成最後に一句

雨あがり 異国に来たかの 四月尽
 

四月最後の日 そして平成最後の日

お腹いっぱいになってお店を出ると

昨日から降り続いていた雨はすっかりあがっていました

GW真っ只中の四条通りは 傘を畳んだ人たちで溢れています

ひときわ大きな声の異国の人たちに圧倒され

あたかもこちらが外国に旅しているかのごとく感じました…


明日から令和元年

我が国日本にとって 本当の実になる時代になることを

切に願っております


管理人のひとり言