2019/03/18 08:46
近頃アニメ映画にはまっていましてね
ええおっさんがきっしょい~(゚ロ、゚;) なんて思わないでくださいよ
ちゃんとした まともな?大人も楽しめるアニメです
あくまで内容的にはふつうの映画やドラマと同じで
ただ単に実写ではないということだけです
しかもアニメには実写では表現できないものが多々あるんですよ
先日アマゾンプライムビデオでですね
とてもすばらしい作品を見つけました
ちょっとこれは
自分的アニメランキングのトップに躍り出ましたね
あの「君の名は。」を超えちゃいました

テレビドラマにもなったそうでご存知の方もおられるでしょうか
原作は漫画雑誌に連載されていた漫画なんです
戦時中の広島に生きたひとりの娘が主人公で このキャラがとてもいいんです
主人公の声は「のん」 あの「あまちゃん」の能年玲奈さんです
これがまた ぽーっとした天然っぷりとか広島弁がピッタリ合っているんですよね
戦争ものアニメといえば「火垂るの墓」を真っ先にイメージしてしまいますけど
違うんですよね ぜんぜん タイプが
まあ 戦時中ましてや広島なので少々重くて可哀相なことは確かなんですけど
作品ではそれはただ単に時代背景としか捉えていません
あくまで戦時中の広島が舞台になっているだけなんです
この作品は戦争の悲惨さを伝えるものではなく 運命とか人の結び付きというものを表現しています
ストーリー的には淡々としています
ふつうの庶民がふつうの感覚でふつうにその時代を生きている
ただそれだけです
ふつうに淡々なのでストーリーは解説しづらいんです
なので 興味のある方はとにかく観てください
悲惨な戦争であるにもかかわらず 観終わった後のほのぼの感はちょっと不思議です
アマゾンプライム会員の方は無料で視聴できますよ~
この作品を観た後 あるブッダのことばを思いました
もしも愚者がみずから愚であると考えれば、すなわち賢者である。
愚者でありながら、しかもみずから賢者だと思う者こそ、「愚者」だと言われる。
ダンマパダ(法句経)より
国のお偉いさん方は一億総玉砕 最後のひとりになっても戦うことが正義だと説きます
そして終戦 天皇の玉音放送を聞いた主人公はひとり泣き崩れます
それは戦争に負けたことに対してではなく
賢者と思っていた人たちが言う正義の愚かさを垣間見たからです
か弱い庶民たちは苦しい生活の中 のた打ち回って生き抜きます
時代に翻弄され 愚者のようになす術も知らずに…
唯一彼らにできること ただ明日に向かって生きること
真の賢者って何かって
きっとそういうことなんでしょうね・・・
管理人のひとり言