2018/07/29 18:44
歴史的豪雨 殺人猛暑
そして今度は異例の進路をとる変態台風・・・
いったい日本列島はどうなってしまったのでしょう
こんなことは思いたくないんですけど
以前もちょこっと書きましたが
オウムの死刑執行の呪い(°m°;)… なんてことはないでしょうね
ネット上でもひそかに囁かれ始めていますが。。。
管理人はぜんぜん信じませんがね
この件に関して オウム事件を長年取材しているジャーナリストの江川紹子氏も疑問を呈していますね
首謀者である諸悪の根源麻原は死刑で当然ですが
巧みな洗脳によって凶行に走ってしまった信者たちは そもそも真面目で頭脳明晰な青年がほとんどで
刑の執行までのあいだ 心から悔いていた者も何人かいるんですわ
いくら前代未聞のテロといっても なんか後味悪いんですよね
平成が終わるまでに…という政府の焦りというか どうもやっちゃえ感が否めないんですよね
根底的なことに切り込めないまま事が終了した…いやもうほとんど強引に終わらせたんでしょうね
まあ 被害者遺族の心情もあるんですがね… 複雑です・・・
仏典でこんなお話があるんです
確かだいぶ昔のブログでも紹介したんですが
こういう類の事件がある度に思い出すんですよね・・・
ある師匠の下で修行に励むアングリマーラという青年がいたんです
とても真面目でしかもイケメンなんです
それが裏目に出てか 師匠の妻に色目を使われてしまうんです
誘われるんですが真面目な彼は当然断ります
で 妻は怒って旦那である師匠に嘘を言うんです
彼の方から自分を誘惑したと…
この師匠もアホでして
妻の言うことを真に受けてアングリマーラに対して激しい怒りを持ったわけです
師匠は彼を懲らしめるため無茶な難題を課します
千人の人間を殺してその指で首飾りを作れ それが究極の修行の完成である… と
当然彼は躊躇しますが 師匠の言うことは絶対です
まあ ふつうは考えられないですけどね
このオウム事件や 例の日大アメフト事件もこんな感じなんでしょうかね
完璧に洗脳ですわな。。。
で 結局アングリマーラは殺人鬼となり
夜な夜な町に出没して殺した人の指で首飾りを作るんですわ
いつしか人々の間で「首飾りのアングリマーラ」と恐れられるようになり
その噂がブッダの耳にも入るわけです
で ブッダはアングリマーラと対峙すべく ある夜町に赴きます
折しも次のひとりで千人目となり これで彼の究極の修行は完成されます
頭を丸めたひとりの修行者を目にした彼は是非もなく襲い掛かります
が どうしたことか いくら詰め寄ってもその修行者を捕らえられません
アングリマーラは叫びます
「止まれ!修行者よ!」
ブッダは答えます
「アングリマーラよ わたしは止まっている 止まるべきはそなたの方である」
もともと聡明な彼は瞬時に気付きます
自分自身の心が暴走していることを…
そして同時に呪縛が解けました
かくして彼はブッダに帰依し 仏教教団の一員となるわけです
本来なら捕らえられて死刑ですが 出家をするとそれは免れるという決まりになっていたのです
なんやねん ズルい奴やな~ と思われるでしょうが
彼にはむしろ死刑になった方がマシともいえる壮絶な日々が待っていました
ブッダはあえて彼に命じます
「かつてお前が手に掛けた人の村から食を乞いなさい」
言われたとおりに村へ托鉢に行きますが
食を施されるどころか 石をぶつけられ棒で叩かれ
毎日毎日血まみれで帰ってきます
ブッダも他の弟子たちも一切何も言いません
やがて何年かが経ち
ある日 彼が持つ鉢に少しだけ食べ物が入れられました
それを皮切りに日に日にその量も増えていきます
村の人たちもようやく気付いたのです
心から悔恨の念を抱き 生まれ変わろうと懸命に努力するアングリマーラを叩くことは
それはもはや罪であることを…
かつての殺人鬼アングリマーラはもうすでに死んでしまったのです
実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以ってしたならば、ついに怨みのやむことがない。
怨みを捨ててこそやむ。これは永遠の真理である。
(ダンマパダ 第一章より)

管理人のひとり言