2017/12/31 18:05

今年もいよいよ今日で終わります

思えば公私ともに色々なことがあった一年でした

毎年年末のご挨拶はすっかり管理人の担当になってしまいましたが...

管理人のひとり言にもお付き合いいただき嬉しい限りです

ぶっちゃけ仏教談義もまだまだネタが続きますよ 来年もよろしくです(^-^)

 

さて

布工房ののはおかげ様で来年10周年を迎えます

いきなり話が飛びますが…

渡辺美里さんの曲で10yearsってのがありまして そのサビの部分でですね

あれから10年も…この先10年も… ってとこが なんかすごくいいんですわ

過去と未来のはざまを日々懸命に生きている… ってな感じで...

果たして布工房ののはこの先10年やって行けますかな?・・・

 

始めた当時のことを思い浮かべるとですね まるで数日前のことのように

いろいろな記憶がはっきりと蘇るのですよね…

ちょうどその頃 管理人は長年勤めた会社を辞めて無職状態だったんです

で 今後の仕事に活かすべく家で資格の勉強をしていた時です

突然何かが降りてきて(のの様?) 無意識にノートに「のの」と書いたんです

のの様とは幼児ことばで神仏とか尊いものを差すので ちょっとおこがましい気もしたのですがね…

そのシンプルでまるい文字を見ていると 何となくほのぼのとしたやさしさを感じました

その時はぜんぜん意識していなかったのですが

後で考えてみたらそれは女房のフルネームをひらがなで書いた時の真ん中二文字だったのです

オカルトチックな事はまったく信じないんですがね

仏教的に言えば因縁というのかな なるべくしてなった必然なのでしょうね

 

ってな感じで屋号が決まり まるをテーマにした作風で始めたわけですわ

と こんなふうに言うとですね...

ドラマみたいに絵に描いたようなカッコいいスタートを切ったように思えますが…

な~んもカッコいい要素はなかったですね

まあいわばギリギリの選択というか 後戻り出来ない必死なところもありました

管理人もこれから次の職を探すって状態でしたからね

あくまで目的は少しでも生活の足しにと考えてのことです

その時は長男は高校生で次男は中学生でしたので まあ無謀な賭けとも言えますな…

女房も喜んで始めた訳ではありません たまたま裁縫が得意だっただけです

最初の数年間は「こんなんパートに行ってる方がええわ」とよく嘆いていました

パートに出る方が働いた分きっちり収入を得られますしね

その度に管理人が「まあまあ もうちょっとがんばってみようや」なんてなだめていました

自分の都合で会社を辞め そのせいで慣れないパートに行かせたくなかったのもあるけど

やっぱりあの日に降りてきたのの様が心の奥底にあったのですよね

ここでやめてしまったら 何となく申し訳ない気がして…

 

でも 必死だっただけに今になっては誇れることもありましてね

この10年 一度として自分たちの都合で市を休むことはありませんでした

もちろん抽選に外れたり 大雪による市自体の中止はありましたが...

暑さに弱い女房を管理人が励まし 寒さに弱い管理人を女房が励まし

まあ うまい具合に弱点が正反対でよかったです ("^ω^)・・・

 

何年か前の百万遍手づくり市で 知恩寺の境内全体が池になるほどの大雨の時があったのです

7割以上の出展者がキャンセルして帰っていく中 腹をくくって居残りました

売り上げはあきらめていましたが この時も何となく帰ってしまうと申し訳ない気がしたのです

そんな中 合羽と長靴で来てくださったお客様もおられました

そして 昼過ぎた頃に雨はあがり 徐々にお客様も増え 結局その日は予想外の逆転大ヒットでした

 

思えばその市の日から考え方が大きく変わったように思います

大雨で不自由なはずなのに笑顔で来てくださったお客様を見て

生活のために…とか 確かにそうなんですけどね でも もっと大切なものを見落としているような気がしました

で ある時ふと こう思ったんです

あの時に降りてきたのの様は 今までのお客様であり そしてこれから先のお客様なのだと

未来のすべてのお客様が前もって私たちに「まるいバッグを作れ」って指示を出したんだと

またまたオカルトっぽいですが 因と縁による必然と考えるとすべてに辻褄が合うんです

確かに私たちにとってお客様の存在は モチベーションの原動力となる尊いものです

あっ!そういえば お客様は神様です \≧(笑)≦/ という名言がありましたな

三波春夫大先生の論理でいえば お客様=のの様 となるんですわ これが・・・

 

商売をする上で一番大切なこと…

すごく当たり前ですけど まずはお客様あってのことなんです

それさえしっかり心に刻んでおけば 生活なんてものは後からいくらでも付いてくるものなんですよね

10年の年月を経て ちょっとは私たちもまるくなったようですかね…

 

 

なんか手前味噌っぽい話になってしまいましたが… m(_ _)m

全国の手づくり市の草分けである百万遍知恩寺市では10年なんてまだまだ鼻たれ小僧です

今後どこまでがんばれるかはまったくわかりませんが

私たちのすべきことはただ 過去と未来のはざまをのの様(お客様)と共に歩み続けることです…

最後はカッコよくキメっ(`ω´)キリッ

 

願わくば...

もっともっと まるを極めて

のの様のま~るい笑顔がずっとずっと見れますように。。。

さあ 年が明けると布工房のの第2ステージの始まりです

 

 

 

今年一年のご愛顧 誠にありがとうございました

皆様にとって2018年もハッピーな年でありますよう 心からお祈りいたします

 

布工房のの