2017/11/19 16:15

近頃寒いですよね((´д`)) ぶるぶる 


10月は雨ばっかりで 11月も急に寒くなって かなわんですわ~ 


管理人は寒いの大嫌いなんですよ~ 


ベリアかアフリカかのどっちかに住めと言われたら迷わずアフリカですわ 


女房(のの)にそう言うと ひと言 「離婚やな・・・」


ののは逆に暑さがチョー苦手なんです


「ぜったいにシベリアやわ!」 って どんな会話しとんねんこの夫婦は("^ω^)・・・



昨日は紅葉真っ只中の山でも歩くかとひそかに思っていましたが


あいにく朝から冷たい雨・・・


もう今年はチャンスないかもです(´;ω;`)


仕方ないので家でネット配信の映画でもということになり「沈黙」という映画を観ました


原作は遠藤周作氏の小説ですが2016年のアメリカ映画です


監督のマーティン・スコセッシ氏が原作を読んでいつか映画にしたかった念願の作らしいです


舞台は日本なので日本の俳優陣も有名どころです


背景は江戸初期のキリシタン弾圧下の九州のある地方です


ストーリーの説明をすると長くなるのでやめますが


何というか 観ているうちにう~んと色々なことを考えてしまう内容です


たとえば歴史の教科書なんかでは江戸幕府がキリシタンを迫害したとしか書かれていませんので


どうしても当時の日本が悪者のイメージになってしまうんですけどね…


ひたすら役人の目から逃れひっそりと暮らす隠れキリシタンの村民たち


音信不通の師を探しにという目的で日本へ渡るが村民たちから救いの象徴と崇拝されるふたりの若き宣教師


幕府の命を受けつつも実際は本意でないキリシタン狩りを強いられる地方の奉行所


踏み絵を踏まずに殺される村民 想像もしなかった究極の選択を目の当たりにふたりの宣教師の意見が分かれます


面倒で余計な仕事に とりあえず形だけでよいからと絵を踏むことをなだめ勧める役人


この三者がそれぞれ違った立場での「沈黙」の下で葛藤し 結局どれも無意味なんですよね


浅野忠信扮する奉行所の通訳係が宣教師のひとりに言った言葉


「あなたたちの信仰は執着に過ぎない」


なんかこの部分だけ急にブッダの教え的になってちょっと感動しました(^-^)



最終的に 宣教師のひとりは村民と共に信仰のために死に


もうひとりはこれ以上の犠牲者は出せないと 踏み絵を踏んで信仰を棄てます


結局イエスの教え的に正しいのは後者であったわけなんです


生きてこそ信仰が持てるのですから・・・



イエスが激しい拷問の末ゴルゴダの丘で磔となった意味


これ以上ない最大の苦しみを甘んじて受け入れた意味


キリスト教徒でなくても考えさせられる ちょっぴり重い作品でした






山の紅葉は残念でしたが


サラっちの散歩で地元坂本の紅葉を撮りました


サラっちのリードがいちばん赤い?



管理人のひとり言