2017/06/11 09:26

山歩きでもしようかと思い靴を買いました

若さにまかせてガンガン登っていた数十年前とは違い
どうやらいわゆる中高年お決まりの趣味と化してしまいました

とりあえず初履きは裏山の比叡山で
(日本仏教の母山を勝手に裏山にしている管理人)

新緑が綺麗です
自然のエネルギーが満ち溢れた一番好きな季節です
京阪電車坂本線の滋賀里で降りて峠を登り
京都一乗寺に下ります



これが購入した軽登山靴
東京巣鴨のゴローという登山靴専門店
かの冒険家植村直己氏がオーダーしていたという有名店です
職人気質な店なので昔は東京まで行かなければ買えなかったのですが今はHPで注文できます
あらためてネット時代の恩恵を感じました
受注生産で約1ヶ月かかりましたが
何の前ぶれもなくいきなり代引きで送られて来て慌てました
そのへんはさすがに職人っぽいですね

くるぶし部分の型押しロゴがかっこいいです
goroの文字とその下に小さくSUGAMO TOKYOとあります

履く人の足に合わせてオーダーが可能ですが
管理人は足も心も素直なため標準サイズでピッタリでした
うわさ通りの抜群の履き心地です
体力が続く限りずっと山道を歩いていたい感覚に陥ります


結構な急登を登り切ったところで一息
かれこれ30年選手になろうかというミレーのザックを久々に引っぱり出しました
フランスのメーカーですが製造を日本に委託していた時代のものです
当時は斬新な設計で憧れのメーカーでしたね
今でも最新のものにも負けないフィット感です
長年のお気に入りでなかなか手放せないのです


若い頃はとりあえず登山の経験値を上げるのにしゃかりきで
結構ハードな山行がほとんどでした
おかげで無理がたたり30代半ばで腰を悪くしました(今は完治してます)
そのきっかけがなければいつか山で死んでいたと思います
きっと自分の運命がストップを掛けてくれたんでしょうね

体力もバランス感覚も何もかも衰えた今は
のんびりとコーヒーでも淹れる余裕を持った山行にしたいと思っています

かといってグループでワイワイガヤガヤはどうもね・・・
ここは山です そもそも人間が立ち入ってはいけない領域です
山では足跡さえも残してはならない…
山へ入る者の理想的精神です
まあ そこまでは無理としても
謙虚に そして温かい気持ちで
森に棲む生き物たちを静かに見守ってやりたいです


林道に鹿がいました
こちらをちらっと見て急斜面の山肌を登っていきました
食べ物を探していたのかな?


そしてこんな生き物も
しゃくとり虫です
見事に枯れ枝と同化していますね
中央のへの字のやつです
一見不気味な生き物ですが
しばらく観察していると可愛く思えてきますよ

みんなみんな
一生懸命生きているんだな


管理人のひとり言